結晶化した雪の妖精の涙。 1762年、スイスのユングフラウの麓周辺にて採取されたと記録が残っているものの詳細は不明。 数年に一度、真夜中に発光し、ごくわずかの時間だけ、辺りに積もることのない雪を降らせる。 運が良ければ、その刹那に雪の精の姿が現れるともいう。 アルマ・ランガーは生前、この小箱を常に枕元に大事そうに置いていたという。