帰郷(深い森)

2022年 31.9×24.1×6.0cm・個人蔵

『帰郷(深い森)』

森の精霊に取り込まれ森と同化してゆく女性の姿。
暗い森の奥、森の精霊との婚礼の図。


森の多い最果てのとある国では、人攫いか、獣に襲われたか、
はたまた泥炭に足を取られ、そのまま深い沼に引きずり込まれてしまったのか、
生い茂る木々の向こうに忽然と姿を消し、
そのまま行方不明になってしまう者が後を絶たない。

帰らぬ者を待ち続け、悲嘆に暮れる肉親や縁者に対して、
人々は古来からこの言葉をかけて慰めた。
「善き人は森の精霊と婚姻を結ぶため森へと帰った。幸せに暮らしている。」と。

帰郷(深い森) 
2022年 31.9×24.1×6.0cm・個人蔵

・森に帰る者と星へ還る者。帰郷(星環)と対となる作品。

[技法]
デジタルペイント、デジタルコラージュ、コラージュ、アッサンブラージュ、水性塗料、アクリル絵具、エイジング塗装、ウレタンニス

[素材]
造花、木枝、アクリル板、紙、木材


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